全校道徳講演会に張本 天傑選手、吉田 英司U-15コーチが参加
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5月14日(水)名古屋市立日比野中学校の全校道徳講演会に、ゲストスピーカーとして張本 天傑 選手、吉田 英司 U-15 ヘッドコーチが参加しました。
今回の道徳講演会は、「未来は自分で変えられる」をテーマに、日比野中学校の生徒約630名を対象に実施されました。
張本選手は、幼少期に中国から来日し、日本語の習得に苦労したことや、自身の強みであるコミュニケーション力を活かしてその壁を乗り越えた経験などを交えながら、生徒たちに向けて、それぞれの立場で力強いメッセージを伝えました。
質問内容抜粋
●国籍や年齢の異なる人がチーム内にいる中、選手やコーチのそれぞれ異なる立場で、どのように信頼関係を築いていますか?
張本 選手:
シーズン中は家族よりもチームメイトと過ごす時間が多くなります。その中で一番大切にしていることはコミュニケーションを取ることです。日常生活を共に過ごすことでチームメイトの性格がわかってきます。個々の性格に合わせ、自らコミュニケーションを取るように心がけています。
吉田 U-15ヘッドコーチ:
指導者としては、選手個人と話す時間を多く取るようにしています。団体スポーツであるバスケットボールは、個人スポーツと比べると、どうしても一人に割く時間は少なくなってしまいます。だからこそ、選手個人と話す時間は大切にしています。
選手に対しては、ハイタッチやハドルを組む時間など、プレー中のコミュニケーションの重要性を伝えています。試合の流れを切ったり、さらにチームがギアアップする一つのきっかけになるかもしれません。そのため、練習から選手同士のコミュニケーションは取らせるようにしています。
講演会終了後には、張本選手によるシュートの実演が行われ、生徒とのシュート対決を通じて交流を深めました。また、選手が実際の試合や練習で使用したボールに直筆のサインを添えて、学校へ寄贈いたしました。
張本 天傑 選手 コメント
学生に話すときには、自分の学生時代を思い出しながら話しました。振り返った時に覚えていることは、自分にとって、人生の分岐点や仲間と共に達成した喜び、良いことに限らず後悔や失敗など、今の自分に活きていることだと思っています。学生を前にして話すことで、自分自身の成長の実感や見つめ直すきっかけにもなりました。
スポーツ選手に限らず、多職種の方々から話を聞く機会を設けることで、子どもたちの成長に繋がると思います。今の時代、SNSでの発信はできますが、対面で行うことで身近に感じてもらい、子どもたちに影響を与えれるような場を今後も提供していきたいです。
学生 コメント
どのような人生を歩んできたのか、自身が知りたいことを学べる機会でした。プロになりたいという夢があるので、この機会にプロスポーツ選手から直接話が聞けて嬉しかったです。
「人生が変わるようなマイナスな出来事があってもその現状を受け止め、どれだけポジティブに考えれるか」この言葉が一番印象に残っています。日常的にネガティブに考えてしまうことが多いので、今の自分に何ができて、どのように行動に移すべきかを日々考えながら過ごしていきたいです。
今回の特別授業は、張本選手の三好町立北中学校(現みよし市立北中学校)時代の恩師で、現在は日比野中学校にお勤めされている先生からのオファーで実現しました。
名古屋市立日比野中学校の皆さま、ありがとうございました!
<メディア掲載>
- 中日スポーツweb 名古屋D、東京五輪代表・張本天傑が意外な事実告白「実はおなかが…」 名古屋・日比野中で全校生徒へ向け講演
- 中日新聞web 困難を克服し夢へ努力を バスケ名古屋D・張本選手、日比野中で特別授業
・中日新聞紙 5/15(木)朝刊
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