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共通するリーダーシップ像! トップパートナー「三菱電機」で活躍する女性リーダー×齋藤拓実

「三菱電機」FAエンジニアリングサービスセンター長 大西厚子さん(右)、人事部ダイバーシティ推進室長 山口妃奈子さん(左)×齋藤拓実

3月8日は「国際女性の日」。名古屋ダイヤモンドドルフィンズは今シーズン、当日にホームゲームを迎えます。昨年の、「世界の山ちゃん」代表山本久美さんとの対談に引き続き、今シーズンは、「国際女性の日」、当日の冠ゲームスポンサーであり、トップパートナーの「三菱電機」で活躍する女性リーダーとの対談を実施いたしました。

日々頑張る女性を応援するべく、三菱電機名古屋製作所で初めて女性部長、更にセンター長に就任した、大西厚子さん、人事部ダイバーシティ推進室長山口妃奈子さんと、ドルフィンズのキャプテン齋藤拓実選手がここだけのトークを繰り広げます。

製造業の男女比は、男性9割、女性1割といわれている中、男性社会の中で様々な困難を乗り越えてきた大西さん。小学生の時は定期的に回ってくる学級委員になるのが嫌いだった大西さんが、200名以上をまとめるリーダーになるまで。

日本代表経験もある齋藤選手は、ドルフィンズのポイントガードとして、選手をまとめる絶対的司令塔として活躍中、今シーズンから、小学生時代のミニバスケットボール以来のキャプテンに就任しました。

そんな二人に、お互いの共通点でもある「リーダー」という視点から、日々のプレーや仕事に対しての想いについて語ってもらいました。

また、三菱電機人事部ダイバーシティ推進室長として、女性活躍推進や、多様性を受け入れた環境整備などに尽力する山口さんにも、三菱電機が取り組んでいる、ダイバーシティ推進の内容を語ってもらいました。

二人の子ども時代と、共通点

——大西さんの勤務する三菱電機名古屋製作所は、ドルフィンズの練習場の体育館のすぐ近くですが、選手とは初めての交流ですね

大西さん(以下敬称略):名古屋にいるので、ドルフィンズの試合は何度も観たことがあります。私が三菱電機に入社した1990年、当時ドルフィンズはまだ、「三菱電機」の企業チームで、私の同期には身長2メートル近いバスケ部のメンバーもいました。

齋藤:僕の生まれる前ですね。今日は、大先輩のリーダーのお話、たくさん参考にさせていただきます!!

大西:生まれる前、、、ですよね。共通点がどのくらいあるか心配ですが、、、よろしくおねがいします!



——お二人は、子どものころからリーダーシップを発揮してきたのですか?

大西:どちらかというと、リーダータイプではなかったです。定期的にまわってくる学級委員に指名されるのが嫌で、「遊んでいたいな」「みんなに指示をだすのが嫌だな」と思っているような子どもでした。

齋藤:僕も同じです。父親がミニバスケットボールの監督をやっていたので、保育園からバスケットボールを始めましたが、初めてミニバスでキャプテンをやったときは、「バスケ経験が長いから」「ポジション的に」などという理由だったと思います。学校でも目立ちたがり屋ではあったので、「キャプテン」らしさは出してたかもしれませんが、、それ以来キャプテンの経験はなく、今シーズンは、ミニバス以来のキャプテン就任です。

三菱電機の女性活躍施策と大西さんのキャリアについて

——大西さんは、日本最大規模の女性アワード「Forbes JAPAN WOMEN AWARD 2019」を受賞され、日本を代表するリーダーとして活躍されていますが、「三菱電機」で働きたいと思われたきっかけは何ですか?

大西:
もともと「ものを作ること」が好きでした。大学では化学を学んでいたので、製造業を就職先として探していたところ、大学の先輩に、「人にやさしく良い会社だよ」と三菱電機を勧められたことがきっかけです。当時流行っていたトレンディドラマのように、オフィスビルできれいな服を着て働けると思っていたのですが、実際には、「作業着」「三角屋根の工場」、、、と現実とのギャップに衝撃を受けました。

——これまでで一番やりがいのあったお仕事はどの業務ですか?また、どのようなチャレンジがあったのでしょうか?

大西:私は、現在FA(ファクトリーオートメーション)システム事業本部のFAエンジニアリングセンター(FEセ)に所属しています。FEセは、FA製品を使っているお客さまに対する技術支援サービスやトレーニングを行っています。エンジニアとしては、私たちの製品やサービスでお客様に喜んでいただける瞬間にやりがいを感じています。

齋藤:お客様に喜んでもらうことがやりがいにつながっていることは、僕自身も同じです!多くのファンの皆さんに支えて頂いて、プレーすることができるので、ファンの皆さんの声援に応えたいと思っていますし、会場で大きな声援をいただくと、勝利を届けたいと強く思います。

大西:実は、新人の頃は、社内事情もあり、部署異動が多かったので、部署異動ごとにエンジニアとしてのキャリアがリセットされることに落ち込んだこともあります。もともとポジティブな性格ではありますが、開き直った瞬間がありました。「新人なんだから、人に頼ろう!」「頭をさげて聞いてみよう」とマインドチェンジしました。人から言われる前に、自分から飛び込み、チームに溶け込もうと思えたことで、自ら道を切り拓くことができました。選手も移籍があるので、同じかもしれないですね。

齋藤:そうですね。僕自身も、大学を卒業して、アルバルク東京、滋賀レイクス、ドルフィンズと毎年のようにクラブを移籍してきたので、とても気持ちが分かります。新しいチームに溶け込むことや、新しい監督のもと信頼関係を築いていくことは、とても大変で、選手とのコミュニケーションもとても大切にしています。



——三菱電機は、製造業ということもあり、男性社員の方が多いイメージですが、サステナビリティレポートによると、2020年から毎年2-3%という高い伸び率で女性採用が増えており、女性管理職比率も2020年比で2倍にすることを目標に掲げていますね。

山口さん(以下敬称略):製造業である三菱電機は、従業員の比率が男性9割、女性1割という中で、「女性の数を増やす」ことに積極的に取り組んでいます。世界中の男女比や、家庭内の男女比も、男女半々なので、会社も半々にしていこうということです。事務職や、営業職には女性も増えつつあるのですが、大西さんのようなエンジニアはまだまだ女性が少ないです。技術職の女性が少ないことは、日本の社会全体の課題でもあります。三菱みらい育成財団は、理系大学の学生とともに、女子高校生に向けて、理系大学卒業後の進路として民間企業に就職できるというPRを行っており、三菱電機も参加しています。

その他に、女性は出産や育児など、キャリアを左右するライフイベントが多いとされている中、三菱電機では、入社してくれた女性社員の「就業継続」を制度面でサポートしています。例えば、少し前は出産後退職するという選択肢もあったと思いますが、「子どもが幼いうちは転勤をなくす」ことや、結婚後に、配偶者の転勤があった場合、女性も仕事を辞めずについていける「勤務地変更申請」などのキャリアを支援する制度もあります。また、大西さんのように、がんばってきた女性に「経験」と「自信」をつけた上で、管理職に登用することで、会社として女性の活躍を可視化しています。業務での経験の他、インテンショナルに研修に派遣することも積極的に行っています。

齋藤:製造業の女性の比率がこんなに低いことを初めて知りました!僕自身も、監督に「経験」と「自信」をつけてもらうことで、もっとうまくなりたい、勝ちたいという、モチベーションにもつながっています。

ふたりのリーダーシップ像、キーワードは「自然体」

——これまで出会ってきた中で、素敵だなと思う女性リーダーはいますか?

大西:エンジニアの女性の先輩は少ないのですが、「自然体」でいられる方を尊敬します。裏では苦労されているのかもしれませんが、何もつくらず、自然体で、上司からも部下からも信頼されている人は素敵だなと思います。

——リーダーとして大変なことはありますか?

大西:マネージャーとしてチームをまとめて10年くらいたちますが、初めは小さいチームだったので、団結力を出すために、話し合いながら、一人一人と向き合うことを大切にしてきました。現在は200名以上をまとめているので、一人一人と話すことができず「決める」「伝える」「人を動かす」ことに対して、リーダーとしての難しさを感じることもあります。

齋藤:キャプテンだから「こうしたい」、「こうしないといけない」とかいうことは、実はあまり気にしていません。ただ、長年ポイントガードという、試合中に司令塔という役割を担ってきたので、「自然体」で身についているのかもしれません。ただ、伝え方の部分では、相手に受け入れてもらえる話し方を大切にしています。

ボールでつながる多様性 三菱電機が取り組む「ダイバーシティ推進」

——三菱電機の現在放映中のCMに車椅子バスケットボール選手と齋藤選手も出演していますね。

山口:このCMは、「ボールでつながる多様性」をテーマとし、女性、男性、障がいを持った方、LGBTQの方など、色々な経験、価値観、考え方の方を受け入れる差別なき時代を表現しています。

齋藤:実際に車椅子バスケットボールを経験してみたことがありますが、座ったままなので、かなり腕にも負担がありました。また、接触もとても激しいので、とても驚きました。同じバスケットボールでも、こんなに違いがあると知ることができたのは、とても良い経験になりました。

——日本は世界経済フォーラムのジェンダーギャップランキングで先進国最下位を毎年更新しており、国内でも、なかなか女性の社会進出が進まない状況が続いています。この状況をどう感じていますか。

大西:製造業の男女比率を急に変えるのは難しいですが、男性側の意識を変えることも大切で、多様性を受け入れ、男女を意識することなく、共にステップアップしていくことが大切だと思います。気づかないうちに、「エンジニアだからこう」、「女性だからこうあるべき」というような、考えをしてしまうことが誰にでもあるかと思いますが、そういう考え自体を無くすことが大切ですね。山口さんもおっしゃっていたように、私自身、「経験」と「自信」をつけてもらい、学ぶ機会をいただいたことで、いまの自分があります。男女の役割という言葉自体、今後は無くなってくるような気がするんです。

齋藤:こういう考えを持って仕事をしている方がいるということを、もっと若い世代の人達にも知ってもらいたいと思いますし、僕自身が伝えていくことも重要だと思いました。



——最後に、名古屋の女性へのメッセージをお願いいします

大西:ドルファミのみなさん!わたしもドルフィンズを応援している一員として、選手の活躍にいつも元気をもらっています。選手のみなさんが活躍し、名古屋のみなさんにもっと元気を与えられるように、一ファンとしても、「三菱電機」としても頑張っていきたいと思っています。「女性だからこうあるべき」という概念自体が無くなる日も近い将来くると思います。わたし自身も「自然体」のリーダーでいられるように、今後もがんばっていきます。3月8日のホームゲームでは、「国際女性の日」に特化したイベントを行うということで、私も楽しみにしています。会場で熱い試合が繰り広げられるが待ち遠しいです!

齋藤:Bリーグには、多くの女性ファンがいます。僕の知らないところで、活躍されている女性リーダーがいることを、今日知ることができたので、もっと広めていきたいと思っています。「自然体」すぎるリーダーかもしれませんが、チャンピオンシップに向けて、皆さんのサポートがさらに大切になってきますので、引き続き応援お願いします!



対談の後は、バスケットボールシュートにチャレンジした大西さんと山口さん。大西さんは、「なぜ一本も入らないの!?」と、何本もシュートに挑戦する姿に、エンジニアという少し堅いイメージを覆す明るい性格の大西さんが垣間見れました。そんな大西さんに、齋藤選手は何度も入るまでパスを出し続ける優しい一面も。トップの「リーダー」として活躍する二人の共通点は、「自然体」。「自然体」のふたりからのコメントが、ファンや地域の女性の勇気になるように願いを込め、今回の対談を締め括ります。







今年はFIBAワールドカップも日本で開催されますが、FIBAの3つの最重要目標のうち ひとつが「女性活躍推進」と設定されており、多くの女性ファンに支えられているBリーグ、ドルフィンズにとっても、女性が活躍できる社会づくりに貢献することは最重要課題のひとつです。

今回は、ドルフィンズのトップパートナーとして長年ドルフィンズを支えてくださっ ている三菱電機様から日本を代表する女性リーダーをお招きしての大変有意義な学びの機会となりました。名古屋ダイヤモンドドルフィンズ株式会社は、2023年3月1日付けで「あいち女性輝きカンパニー」として認証登録されたばかりですが、今後も三菱電機様のような先進的な女性活躍推進活動をされている企業様、そしてファンの皆さまと力を合わせて、ドルフィンズスマイルの女性活躍推進活動に取り組みます。

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