GAME REPORT【天皇杯3次ラウンド】12月4日(水)vs アルバルク東京
ゲームレポート
12月4日(水)、ドルフィンズアリーナで行われた第100回天皇杯 全日本バスケットボール選手権大会 3次ラウンド「名古屋ダイヤモンドドルフィンズ vs アルバルク東京」は、両者譲らぬハードなディフェンスにより、序盤からロースコアゲームを展開。後半も前半の流れのままに一進一退の攻防が続くも、リードを得ることができず、2点ビハインドと悔しい敗北を喫す。
スターティング5
#2 齋藤拓実
#5 アイザイア・マーフィー
#8 張本天傑
#30 今村佳太
#43 スコット・エサトン
第1Q 12-12
クォーター序盤、#30 今村佳太選手のタフショットで先制点を獲得。 その後、#2 齊藤拓実 選手の力強いドライブからゴール下のショット、さらに得意のフェイクを駆使して相手を翻弄し、連続得点。 アリーナの熱気を背に名古屋Dリードでスタートを切る。 クォーター中盤、バイウィーク中の脳震盪から復帰した#32 ルーク・メイ選手によるレイアップが成功。 徹底したディフェンスで相手にシュートを打たせない。 残り4分で、#45 ザイラン・チータム選手の身体を張ったショットが成功。 クォーター終盤、名古屋Dのターンオーバーや連携ミスが重なる。 #43 スコット・エサトン選手の華麗なターンからショットが沈めるが、A東京も冷静さを取り戻し着実にシュートを決められ同点まで追い上げられる。 我慢の時間帯、タイムアウトを取り体制を整える。 スコアは12-12で第2クォーターへ。
第2Q 30-29
クォーター序盤、白熱した一進一退の攻防が続く。 #2 齊藤選手の完璧な合わせで#45 チータム選手のアリウープが成功。 しかし、対するA東京も負けじと得点を重ねてくる。 クォーター中盤、徹底したディフェンス、隙を逃さないオフェンスを両者共に繰り広げ、 ロースコアな展開でゲームが進んでいく。 残り4分で#45 チータム選手オフェンスリバウンドシュートが成功。 クォーター終盤、シュートが決めきれない名古屋D、じわじわとA東京に点差を引き離される。 また、ファウルが重なり、フリースローでも点差をつけられる。 残り1分#30 今村選手のドライブショットが成功。 さらに3Pシュートモーションのファウルも獲得。フリースローで追い上げていく。 そして残り1秒、#2 齊藤選手もフリースローを3本獲得し、見事全て決めきり逆転。 スコアは30-29でハーフタイムへ。
第3Q 44-48
クォーター序盤、落ち着いて挑む名古屋D。 #30 今村選手の底力が光るスタート、A東京の激しいディフェンスを潜り抜け3Pシュートを連続で沈める。 さらに#2 齊藤選手が得意の華麗なフローターで追加得点。 クォーター中盤、シュートのこぼれが目立ちはじめる名古屋Dに対して、確実にシュートを沈めてくるA東京。残り6分で逆転を許してしまう。 クォーター終盤、残り3分で39-45、なんとか持ち直したい名古屋D、隙を狙ってスティールしていく。 そして、ここぞとばかりに火を吹く#2 齊藤選手&#43 エサトン選手のホットライン、さらに#32メイ選手の3Pで1点差まで追い上げる。 しかし、直後にA東京のカウンター3Pが沈められ、44-48 4点ビハインドで最終クォーターへ。
第4Q 58-60
クォーター序盤、#45 チータム選手のタフショットが成功。 その後は両者譲らず、一進一退の攻防が続きスコアが動かない展開に。 我慢の時間帯を制したい名古屋D、ハドルを組んでコミュニケーションをとっていく。 クォーター中盤#5 アイザイア・マーフィー選手のレイアップが成功し、48-48の同点に追いつく。 しかしその後、名古屋Dのファウルによりフリースローで逆転される。 クォーター終盤残り3分半、#12 中東泰斗選手のキャプテンの意地を見せるタフショットが成功。 更に#14 佐藤卓磨選手のスティールからレイアップが成功し、1点差まで詰め上げる。 残り2分、名古屋D果敢なオフェンスでフリースローを獲得、点差を詰める。 さらに#43 エサトン選手のゴール下のショットが成功し、ついに逆転。 しかし残り41.7秒で、A東京の3Pが沈められ点差は2点差に。 名古屋Dタイムアウトを取り作戦を練る。 そして残り2秒、ファウルをして逆転を狙うも一歩届かず。 最終スコアは58-60となり、今季の天皇杯は3次ラウンドで敗退となった。 バイウィーク前の戦績から比較し、現在B1リーグトップクラスのチームにここまで詰められた本日は、名古屋Dとして一歩前進の結果。 頭を下げず、目の前の勝利を見据えて週末の琉球戦に挑んでいきたい。
ショーン・デニスヘッドコーチ コメント
全体的には、うまく前進したと思います。 特にディフェンスは試合を通して良かったと思います。 しかし、37オフェンスリバウンドを与えてしまったということは、許されないです。 ここをどう改善していくかを、全員が自分にベクトルを向けて考えなければいけないと思います。 あとは、フリースローカウントが25対10。我々が何故同じぐらいゴールにアタックしているのに フリースローラインにいけないのが理解ができないところです。 そこでは、フラストレーションが溜まってきます。
齋藤拓実選手 コメント
アルバルク東京さんは、ペースの遅いチームですが 結果的にロースコアになってしまったという部分で もう少しアグレッシブなディフェンスだったり、相手を焦らせるようなディフェンスが 展開できたかなと思います。 58点しか取れなかったのですが、相手を60点に抑えられているということはポジティブに捉えられることだと思います。 しかし、オフェンスリバウンドを37取られてしまうと勝てるものも勝てないと思いますし、 大事なところでターンオーバーだったり、結局課題にしているポゼッションというところが 出来ていなかった試合になったと思います。